大関の朝乃山の処分が、6場所の出場停止となりました。6場所というと1年まるっと出られないので、これは厳しい処分です。出場停止になるとしても4場所程度かなと思っていたので、これは想像以上に重くなりました。さすがに大関という地位の重要性に鑑みた結果だと思いますが、残念です。これで地位がジェットコースター並みに転落してしまい、三段目あたりまで落ちてしまいそうです。しかしこれが果たして良いのかどうかというと、現役の幕下以下の力士にとってはそうでもないと思います。大関の力が落ちたわけでもないのに番付だけ落ちているので、対戦した力士との力量差がありすぎて、下手すれば相手が怪我します。その辺も含めた裁定が必要なのかなとも思います。
それでは今週の重賞を振り返ります。
☆函館スプリントS
順位表です。
1着▲⑭、2着◎⑯ でした。2着争いが際どかったですが、馬連10.1倍ゲットでした。
ゴール前は5頭の争いでした。ビアンフェはスタートからハナを主張し、そのまま押し切りました。ゴール前は2着争いがものすごく際どかったのですが(テレビでは交わされたと思った)、ゴール線の画像が流れて取れたと思いました。当初の予想通り1分7秒台の決着となりましたが、ビアンフェはテンで32秒台と飛ばしましたが、終いを34秒台でまとめて上手くペースを作りました。スプリンターズSの後去勢をして気性が落ち着いたのか、前走オーシャンSで3着と復活の兆しが見えておりました。洋芝適性があるということに加えて気性面の落ち着きが見られるようになった点、一辺倒の逃げというわけではなく、32秒台ではありましたが、うまくスタミナを保つことができたと思います。現状洋芝平坦コースが向いているとは思いますが、中山でも上手く逃げられれば一発あると思います。カレンモエはこれで3戦連続重賞2着ということで、早く重賞を勝ちたいところです。まだ成長が望めますので、期待したいところです。
☆エプソムカップ
順位表です。
1着無印⑮、2着無印⑬ でした。
絵に描いたような差し競馬になってしまいました。テンの千メートルが58秒台で、これはかなり速いなと思っていましたが、案の定でした。中段より後ろに控えていた馬がことごとく上位入線でした。ザダルも4コーナーでは8番手前後で、馬場の外よりから豪快に差し切りました。馬場の良いところを選んで走れたジョッキーの好騎乗だと思います。時計も45秒台と上々で、今後中距離路線で活躍できそうな走りでした。サトノフラッグは前走前々走と馬場に泣かされました。良馬場だと勝ち負けに絡んでくる力は全然あります。サマー2000に出すのか、秋まで休養するのかは分かりませんが、夏競馬でも十分活躍できそうです。
次週は舞台が中京から阪神に移ります。その阪神でG3マーメイドSと東京でG3ユニコーンSが行われます。こちらを分析していきます。
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