持続化給付金の不正受給問題で、ジョッキーや調教師その他関係者の処分が170名規模に上るということで、これはずいぶんと多くなったなという感じです。しかしながら処分の内容は戒告だの厳重注意だので済んでしまっており、これが身内裁定でよっしゃよっしゃで終わらせる目論見なのか、JRAの制度上の穴なのか、どちらにしてもお手盛り感がぬぐえない裁定だなと思います。
それでは土日の重賞を振り返ります。
☆阪神牝馬S
順位表です。
1着○⑩、2着×④ でした。人気通りの決着で、的中ですが6.8倍とガミでした(笑)プールヴィルがもう少し頑張ったらいい馬券になったのですが(笑)
2頭とも同じような位置取りで最後の直線で1着馬は外、2着馬は内に切れ込ませて勝負しましたが、クビ差外が差し切りました。勝ち時計がいずれも1分32秒フラットで、かつ上がりが32秒台という好時計でした。前半47秒台で後半44秒台という典型的な後傾ラップでした。決して速いペースではないと思われ、前が有利に働くところですが、差し込んできて勝ち切ったというのが勝ち馬の強さだと思います。デゼルは秋は本調子ではありませんでしたが、ここにきて本格化してきて、持っている能力が発揮できる状態になったという感じなんだと思います。この時計に対応できたというのは、優先出走権を得たヴィクトリアマイルでもアドバンテージになると思います。メンバーも強くなりますが、いい勝負をしてくれるのではないかと思います。
☆ニュージーランドトロフィー
順位表です。
1着◎⑥、2着▲⑮ でした。的中ですが馬連9.2倍でちょいガミでした。印通りだと面白い馬券でしたが、そうではなかったのであまり面白い馬券にはなりませんでした(笑)
バスラットレオンが5馬身差の完封勝ちでした。鮮やかな勝ちっぷりでした。良いスタートを決めて自分のペースでレース運びができました。最後は馬場の良いところを走って少し流す余裕もありました。それでも時計も上々で、上がりもメンバー最速でした。逃げ馬がこの上がりを使われると後続は追い付けないのは当然で、それでも本馬はほぼイーブンのペースでした。この結果を見れば、馬場や展開の助けがあって勝ったということではないというのは明らかで、次走のNHKマイルカップにも期待が持てる勝ち方だったと思います。
☆桜花賞
順位表です。
1着△④、2着◎⑱ でした。的中ですが6.7倍でガミでした。今週は全部的中しましたが全部ガミでした(笑)
コースレコードでソダシがサトノレイナスの急襲をクビ差凌いで白毛馬初のクラシック制覇を無敗で成し遂げました。今後も「白毛馬初」というのが連発されるような気がします(笑)それだけ強い内容でした。とにかくレース運びがうまく、この馬自身自分のペースで走れました。オークスの距離もこなせると思います。本来クロフネ産駒ということでパワーもあるので、その点はアドバンテージになると思います。サトノレイナスはスタートでちょっと出遅れた感じでした。位置取りが後ろ過ぎました。上がりはメンバー最速で唯一の32秒台を使っており、力の一端は見せることができました。オークスの距離は全然問題なしです。巻き返しも期待できますがソダシの壁は存外大きいかもとも思います。心配なのはメイケイエールで、銜受け不良で調教再審査、横山騎手も斜行で戒告と折り合いの課題が払拭できない状況です。最後は追わずにレースをしなかったのでダメージは最小限だと思いますが、武騎手に戻ってどこまでできるかが課題です。
今週の重賞は4レース。牡馬クラシック初戦のG1皐月賞、障害の最高峰JG1中山グランドジャンプ、阪神でG3アーリントンカップ、中山ダートでG3アンタレスSが行われます。こちらを分析していきます。
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