やはり馬場が荒れると競馬は難しくなります。もちろんデータは過去のデータなので、過去に重馬場や不良馬場で行われたレースがあればそれも組み込みますが、良馬場よりもデータは少なくなるのが通常です。そういうものも踏まえてもっと精度を上げなければなと思います。
それでは今週の重賞を振り返ります。
☆阪神SJ
順位表です。
1着◎④、2着×⑥ でした。的中ですがここだけは来てほしくなかったガミでした(笑)
ここにはメイショウダッサイの敵はいませんでした。いつもよりも後ろの位置取りでしたが、飛越ごとに差が縮まっていき、最後はノーステッキで完封でした。ちょっとレベルが違いました。この走りを見る限りでは中山グランドジャンプへの視界は良好です。斤量も他馬と比較して2kg大きかったのですが、関係ありませんでした。コメントを見ると、これでもまだ余裕残しの出来ということなので、中山グランドジャンプに向けては更なる上積みが見込まれます。良いレースでした。
☆中山牝馬S
順位表です。
1着○⑬、2着無印⑪ でした。2着抜けでした。
今年は馬場が悪かった去年よりも4秒も遅い決着となりました。何ともタフなレースでした。ランブリングアレーは前走は惜しい競馬でしたが、本走で待望の重賞制覇となりました。逃げる2着馬を差し込んでハナ差差し切りました。先週は武騎手は同着でしたが、今日は同着ではありませんでした(笑)大外をぶん回しての競馬でしたが、結果馬場の比較的良いところを走れているように思います（まぁどこも水を含んでいて悪いのは変わりありませんが）。前半4F50.2秒、後半4F52.2秒で、差し馬が勝ったにも関わらず時計は前傾ラップであり、前も疲れましたが後ろも疲れました。レースのタフさぶりが窺われます。この馬場を克服したのはこの馬にとって大きなプラスとなると思います。今後はもっと大きな舞台でも活躍できると思います。
☆金鯱賞
順位表です。
1着無印⑤、2着○① でした。流石にギベオンまでは手が出ませんでしたorz
ギベオンが自分のペースで逃げ切りました。最後に2着以下が強襲しましたが及びませんでした。馬場が重く、ある程度前に行った馬が有利であるという流れで、普段は番手や中段の位置取りが多かった本馬を初めて逃げさせて、それがまんまと奏功しました。大阪杯では、メンバーも強くなるし頭数も多くなるのでなかなか簡単には行かないと思われますが、このような走りをすれば、馬場次第では勝機もあるかも知れません。ノーマークになる利点を活かせればというところだと思います。デアリングタクトは良い競馬をしたと思います。香港に行っても恥ずかしくない競馬はできるのではないかと思います。
☆フィリーズレビュー
順位表です。
1着無印⑤、2着◎⑧ でした。1着抜けでした。
ヨカヨカがそのまま押し切るかと思われましたが、ゴール手前でシゲルピンクルビーがかわして1着になりました。シゲルピンクルビーはシゲルピンクダイヤの妹ということで注目されておりましたが、前走阪神JFが17着で惨敗、立て直しを図って本レースに臨みましたが、前走とは打って変わって良い競馬でした。直線ごちゃついていたところで前が開いたところをうまく抜けました。このレースを見る限り、マイルよりは千四のほうが良いパフォーマンスをします。そのことを考えると桜花賞ではなかなか印を打ちにくいところがあります。また今回のレースでも上がりはそこまで速くなく、切れを持っているようなタイプには見えないので位置取りが重要であると思います。ヨカヨカは好位でも良い競馬ができることは収穫だと思います。ただこの馬もマイルよりは千四かなと思います。
来週も重賞は4レース。土曜日に中山でG3フラワーカップ、中京でG3ファルコンS、日曜日に中山でG2スプリングS、阪神でG2阪神大賞典が行われます。こちらを分析していきます。
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